更新 2026-06-14

Claudeを使い始めた人が最初に作るべきAI作業フォルダ

ClaudeやCodexを毎回チャットとして使うだけだと、前提説明が毎回リセットされます。最初に作るのは高度な自動化ではなく、AIが読み返せる小さな作業フォルダです。

なぜ必要か

チャットだけでは続きにくい理由

AIに同じ説明を何度もしているなら、会話の外に「現在地」と「ルール」を置く方が安定します。

チャットだけで起きやすいこと

  • 毎回、目的や前提を説明し直す
  • 前回の失敗や注意点が残らない
  • AIに任せてよい範囲が曖昧になる
  • 作業後に何が変わったか追いづらい

作業フォルダで変わること

  • 最初に読む入口指示を固定できる
  • 現在状態をファイルとして残せる
  • 失敗を次回の改善に変えられる
  • 人間が確認する範囲を明文化できる
最初の形

最小構成は3ファイルでよい

最初から複雑にしません。まずはAIの入口、現在状態、失敗と改善だけを分けます。

01

AGENTS.md

AIへの入口指示です。目的、禁止事項、確認方法、完了報告の形を書きます。

02

project.md

現在状態です。進行中のこと、未完了、次に見るべき場所を残します。

03

learnings.md

失敗と改善です。次回から守る判断基準を短く残します。

そのまま使える形

コピペ用の最小テンプレート

まずはこの形で十分です。自分の用途に合わせて [] の中だけ置き換えます。

# AGENTS.md

このフォルダは私のAI作業フォルダです。

## 目的
- [AIに手伝ってほしいこと]

## 最初に確認すること
- project.md を読んで現在状態を把握してください。
- learnings.md を読んで過去の失敗と改善を確認してください。

## 確認なしにしないこと
- 削除しない
- 送信しない
- 投稿しない
- 課金しない

## 完了報告
- 何をしたか
- どのファイルを触ったか
- 人間が確認すべきこと
- 次にやるとよいこと
増えてきたら

仕組みが増えたら、名札を付ける

現在の作業フォルダでは、Gmail整理やURL整理のような小さな仕組みごとに、目的・状態・任せる範囲を残しています。最初から完璧に作る必要はありません。増えてきた時に、あとから迷わないための名札です。

目的

何のための仕組みか

メール整理、URL整理、スマホ確認など、ひとことで分かる名前を付けます。

状態

今動いているか

試作中、確認付き、下書き止めなど、任せてよい段階を書きます。

安全

確認なしにしないこと

削除、送信、投稿、課金のような境界を、仕組みごとに残します。

つまずきやすい所

よくある失敗

最初は、便利にすることよりも、迷わず続けられる形にすることを優先します。

01

長く書きすぎる

守れない入口指示は読まれなくなります。最初は短く、後から育てます。

02

禁止事項を書かない

削除、送信、投稿、課金は最初から止める言葉を置きます。

03

現在状態を更新しない

project.mdが古いと、AIも古い地図で動きます。作業後に短く更新します。

04

失敗を会話に埋める

失敗はlearnings.mdへ移し、次回の具体ルールに変えます。